福冨諭の福冨論

RSSリーダーではこちらをどうぞ→https://feeds.feedburner.com/fuktommy

自由に使える著作権フリー ただし頒布禁止

sozaijiten.com - 音・辞典シリーズより:

著作権フリーだから、自由に加工・何度でも使用できます。

http://www.sozaijiten.com/products/otojiten/aj_license.htmlより:

音データやプログラムを、本製品から分離または複製し、 そのまま、または加工して、独立の取引対象として、 頒布(販売、賃貸、無償配布、無償貸与など)したり、 公衆送信(インターネットのホームページや放送などを利用した送信) などを利用して提供することは、営利、非営利を問わずできません。 また、本製品の販売の妨げになるような使用はできません。 

いいたいことは分かるけど、それって「著作権フリー」じゃないと思うのだけどね。 まあ、「食べ放題」が本当は食べ放題じゃなかったり、 最大何十MBpsと宣伝しているのISPが「使いすぎ警告」を出したりしてるような事例もあるから、 嘘つき呼ばわりはしないけどさ。

こういう事例が増えると、「著作権フリー」と言っても、 その人が本当に何を言ってるつもりなのかが、周りにはわからなくなってくる。

フリーソフト」という言葉にはもう手垢がついていて、 ある人は「無料ソフト」「非商用ソフト」というつもりだし、 別の人は「自由なソフト」というつもりである。 フリーソフトだから商用利用不可、という理屈もあれば、 フリーソフトだから商用利用可能、という理屈もある。

クリエイティブ・コモンズは最初は導入がややこしいのだけど、 手間をかけているからこそ、 「クリエイティブ・コモンズ・ライセンスの下でライセンスされています。」 という言葉が重みを持つ。

今後はどうなるかわからないけどね。 現にGPLだけどソースを開示しません、という企業があったわけで: エレコムの担当者はLinuxをまったく知らないか、知っていてウソを言っている