福冨諭の福冨論

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集中と分散の連携

はてな規約改正問題をみて、ちょっと考えた。 対応策を練るのに、

  • 状況の報告をするところ
  • 時系列に沿ってまとめるところ
  • 作戦を議論するところ

のように分けて、それぞれに情報を集中させる。 それらは同じところにあってもよいし、別のところにあってもよい。 これが集中と分散の一例。

情報を集中させるところは限定しておいて、各自Blogで話題を広める。 これも集中と分散の一例。

ハイパーリンクがあるから、このように集中と分散が連携できる。

日記としてのBlogを考える。 あるサイトにラーメンを食べた話があって、別のところにチャーシューメンの話がある。 これは分散なのだが、互いに繋がりがない。 一箇所に集中させれば、活発なコミュニケーションが取れそうな気がする。 ではどうすればいいのか。

ただしラーメンはラーメンで集中すればよく、 カレーライスはカレーで集中すればいいのであって、全部を一箇所に集める必要はない。 これも一種の分散。

あるいは一箇所に集中させるのではなく、緩やかな連携をするのがよいかもしれない。 それには、どうすればいいのか。

Blog=CMS+BBS Blogでは情報が分散しがちである。 分散するのにもよいところはあるが、 人や情報は一箇所に集中させると相乗効果で、もっと面白くなる。 ところが現状をみると、なかなか集中しない。 どうすれば集中していくのかを、この数日間考えた。

近代的なBlogツールを分析すると、核はCMSとBBSである。 簡単にサイトを作り、管理し、更新することができ(CMS=Content Management System)、 記事ごとに掲示板があるので反応しやすい(BBS=Bulletin Board System)。

より使いやすくなったというだけであって、 原理的には90年代後半のホームページと変わらない。 当時はTripodやGeocitiesにコンテンツを置き、 T-CUPで掲示板を借りるケースが多かったように記憶している。

原理的に差がないとすれば、人や情報を集中させるための条件が見えてくる。 端的に言えば、管理人が情報を集中させたいと思っているかどうかだ。 情報を集中させようと思えば、自分でもいろいろ調べるだろうし、 その結果記事が充実し、興味のある人がいれば集まってくる。

では管理人としてではなく、一般の参加者としてはどう振舞えばよいのか。 興味のある話題で、充実した記事があればそれを紹介したり、 自分の持っている情報を提供すればよい。 充実した記事が見つけられなければ、自分でまとめサイトを作るしかない。

情報の提供はコメント形式の他にトラックバックという手もある。 うまく使えば送った先は有用なリンク集となり、こちらの訪問者が増える。