福冨諭の福冨論

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Blogの小人さん

小人さん」はWiki界隈で使われる言葉。 例えばWikiに誤字があったら気付いた人が修正するのだが、 誰が修正したのかを明確にはせず、小人さんが修正してくれた、と表現する。 助け合いを象徴する言葉である。

Blogでも同じように、小人さんとして振舞うことはできないのか。

例えば一利用者が、あるページにラーメンの話題があって、 別のところにチャーシューメンのことが書いてあることに気付いた、とする。 ならば相互にトラックバックを打てば、その2つの記事が関連づけられる。 仕組みの上ではできるし、小人さんの仕事としては、いいかもしれない。

一方、トラックバックは記事を書いた本人が打つものだ、という認識があると、 勝手にトラックバックを打つとはけしからん、とトラブルの元になりそうだ。 トラックバックは便利で、いろいろな使い方が考えられるのだが、 変わった使い方をするとトラブルを招くこともあるようだ。

相手にアクションを要求するTrackBackはSPAMに思われる

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記事を修正する人達やTBを打つ人達を限定すれどうでしょうか? Blogでは複数ユーザが管理している所もあるし… 

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うなづき系ブログを書いている人達が、 blog界隈における「小人さん」なんじゃないでしょうか。

なので、自分のblogで他のサイトを紹介するときは なるべく関連する他の話題と並べて、小人さん効果を高めることにしてます。

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TBを利用して、ハブのように複数のBlogを結ぶわけですね>うなづき系

ハブとなるときの方針はたぶん次の2種類があります。

  • 面白そうな話題を広く浅く集めてくる(ニュース系)
  • あるテーマに沿ってまとめる(まとめサイト)

「集中と分散の連携」風に言えば 情報を集中させる「作戦本部」がまとめサイトであり、 各自Blogで話題を広め、 多くの賛同者を集める「宣伝部隊」がニュース系といえます。

ってか、これは古典的なBlogそのもののような気がします。 先祖返りというか、原点に戻るという感じですね。

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小人さんという言葉を使ったのは、 人のBlogに行っておせっかいをすることも考えていたからです。 自分のBlogを強化することばかりに捕われてしまうと、 互いの連携がうまくいかないような気がするのです。 情報は集中させるとよいこともあります。 でもあまり集中させすぎると動きがとれなくなります。 そのあたりの交通整理ができたらいいなあ、と。

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ちょっとまとめてみた。 小人さんの仕事は3つ。

  • 人を集める(他のサイトを紹介する)
  • 情報を集める(コメントやトラックバックを送る)
  • 話題によって場所を分ける(経過報告と議論は別のページで、など)

一人が全部やるわけじゃなくて、複数の人が臨機応変に役割を演じる。 1つの行動は1つの仕事と対応するわけではない。 例えば複数のサイトを関連づけて紹介するのは、 人を集めることでもあり、情報を集めることでもある。

どこかに「作戦本部」となるようなページがあれば、そこに誘導すればよいし、 なければ、自分のところをまとめサイトとして情報を集中させればよい。

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小人さんはあくまで理想論であって、利己主義が壁になる。 人や情報を集中させるには、「作戦本部」を決めて、 みんなで盛り上げなければならない。 ところが自分のBlogを盛り上げようとすることに力を注いでしまい、 作戦本部が定まらず、全体として盛り上がりに欠けるのではないかと (自戒も含んで)ちょっと思った。

それが逆に働いて、トラックバックを送ったら「宣伝うざい」 と切り返されることもあるようだ。 人や情報を集中させて運用するという感覚がない。

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個人ホームページ・SNS・アバターを企画する際の懸念より:

実はコミュニティの企画者という本職がありながらお恥ずかしい話、 今回初めてBLOGサイトを利用してみたのだが、 書いても書いても全くコメントが付かないし、盛り上がる感じがしない。 特に誰に告知するでもなく、研究のつもりでBLOGをこっそり始めてみて、この一週間、 広大なインターネットの大海の中で叫んでも叫んでも誰にも届かない感じを受けた。 誰かに届いている感じも読まれている感じも受けない。 そして、BLOGというのはそういうサービスなんだろうなと思う。 言葉を誰に届くかも知れず、吐き出し続けていくサービス。 サービスとして、ユーザー同士のつながりを意識するような仕組みが皆無だし、 コメントをつける、コメントを付け合う、 という遊びの文化がユーザーの意識としてない。

「作戦本部モデル」からみると、これも理解できる。 この方には申し訳ないのだけど、 「この一週間」の記事は作戦本部になるような記事ではない。 記事をよんで、「ああそうですね」くらいしかコメントのしようがない。 そういう記事が悪いというのではないが、 コメントがつくことを期待しても仕方がない。

とはいえ仕方がないではビジネスにはならないだろうから、 何かいいアイデアを考えてください。

コメントをもらえない人のスレ

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はてな規約改正問題」は、いつの間にか解決していた模様。 この場合はユーザ側で作戦本部を用意したのではなく、 はてな側に 乗り込んで行って交渉した。 これがBlogの強みでしょう。

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おおお、その小人さんの考え方、面白い!

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