個人ホームページ・SNS・アバターを企画する際の懸念 でその存在を知ったので行ってみた。
どちらもJavaScriptがないと、閲覧はほとんど無理。 セイクラブに至っては、Firefoxは門前払いと来た: http://www.sayclub.jp/global/index_oldbrowser.nwz
セイクラブは諦めて、カフェスタを覗いてみる。 日記を見るのにも新しいウィンドウが開いて、 大きさやらメニューバーの有無やらが決め打ちになってるのはうざいなあ。
個人ホームページ・SNS・アバターを企画する際の懸念, ホームページ/ブログ 初心者コミュニティ論 にも書かれている通り、あまり面白いとも思えない日記であっても、 コメントがたくさんついている。
思うに、「今日こんなことがありました」とか「こんなことを考えました」 というような文は、誰でも参加できるBlogよりも 会員制のサービスでやった方が、コメントがいっぱいついて、嬉しいのではないかと。
でも同じようなサービスのmixiでは、 日記があってもあまりコメントがついてないから、 「Myページ系」とSNSとの間には何らかの違いがあるのだろう。 個人ホームページ・SNS・アバターを企画する際の懸念では 写真の有無ではないか、と考察している。
Blogにはいくつかのルーツがある。
- Webでみつけた面白いものを紹介する(狭義のBlog)
- 日記を公開する(Web日記)
- コメントやトラックバックを使ったコミュニケーション(掲示板的な使い方)
- 簡単にホームページが作れる(CMS)
- プロジェクトの広報としての使い方(反応も見れるので便利)
そのうち日記の関係は「Myページ系」に持っていった方が面白いのかなあ。 あのコメントのつきかたは一種異常だし、なぜそうなるのかにとても興味がある。 コミュニケーションをしたいと思わせるシステムだからなのか、 コミュニケーションを求める人が集まったからそうなったのか。
そういえばコメントがつかないつかないと言いながら、 他人のBlogにはコメントを書かない人たちもいる: コメントをもらえない人のスレ
Blogの小人さんにも書いたのだが、 Blogの場合は一国一城の主になるわけで、 自分の城を強化すること(記事を書いたりデザインに凝ったり)に力を注いでしまい、 他人のBlogにコメントをつける余力がないのではないか、と考えてみた。
「Myページ系」の場合、システムの都合上、 「世界中から読まれるような素晴しい記事を書いてやる」という欲がなくなり、 他者とのコミュニケーションが促進されるのではないか、と考えれば、 一応の説明がつけられるかなあ。
占有とP2Pでは、T-CUP掲示板やBlogのように 管理人が目の届くところにいると、訪問者は遠慮してしまう。 訪問者に遠慮をさせないためには、 2chのように規模を大きくして、管理者と訪問者の距離を取るとか、 P2Pで管理者の権限を分散するとかのことが必要だ、と考察した。
今回は、自分のBlogを持つと、それを強化することに集中してしまい、 他者とのコミュニケーションが取りづらくなることを述べた。
ならば各自が自分の城を持たないようにするのがよいのではないか。 これを推し進めていくと、2chのような総合掲示板になる。 そこではテーマごとにコミュニケーションの場があり、 それを「自分のもの」とする習慣はない。
もちろん2chにも欠点があって、 人を集められないような話題は消え去るしかないとか、 話が途切れたらスレッドが落ちてしまうとか、技術的なリソース上の制限がある。
リソース上の制限を取り払うには、 現在のBlogがそうであるように多くの場所に分散するのがよい。 ところがそうすると、訪問者が遠慮したり、 管理人が管理に没頭したりと、新たな問題が生じる。
利己主義を捨てれば大丈夫だというのは理想論であって、現実には無理。 自分のBlogを盛り上げようとすると、全体も盛り上がるような仕組みを考えたい。
実のところ仕組み自体はある。トラックバックだ。 うまく使えば送った先は有用なリンク集となり、こちらの訪問者が増える。 ただし使い方が下手だと迷惑がられる。
でもやっぱり掲示板形式のものがいいのかな。 例えば http://sports7.2ch.net/noroma/ これだけのものを一遍に読むことは、 掲示板でもなければできないだろうから。