第2回DHT勉強会に行ってきました。 プレゼン資料はこちら: 各種資料置き場
P2PWeb™について
- P2PWeb™ は商標だけど登録商標ではない。 申請したけど却下されたらしい。
- プラットフォームはだいたい出来ているけど、 その上で動かすアプリケーションがないらしい。 確かに掲示板、SNS、動画配信など、どれもWeb上にあるよね。
- デモを見る限り、見た目はWinnyっぽい。 Winnyでいうファイル名にディレクトリ構造を持たせているけど、 ファイル実体との対応付けはハッシュ。 つまり同じ名前でも内容が違う複数のファイルが存在できる。 例えばファイルを書き換えれば新旧2つのファイルになる。 Winnyの通信層はDHT等で置き換えているらしい。
AsagumoWebについて
- Webサーバに一時的にアクセスが集中したとき、 P2Pならアクセスを分散させられるよね、という話。
- Web over P2P。 ここでいうWebは「ハイパーリンクがある」という程度の意味。
- 新しい言語と処理系を作って、CGIに相当するものを配布し、 動的なコンテンツにも対応できるようにしたいとか。
AsagumoWebへの感想とか
- アクセス集中への対処というのは保険みたいなもので、 掛け金とのバランスが重要なのでは? アクセス集中という、一生あるかどうかわからないようなものに、 わざわざP2Pでシステムを用意しておくという需要がどれだけあるのかな。
- アクセス集中への対処というのは Web over P2P というより P2P over Web なんじゃないかと。 ユーザはWebでアクセスしているつもりでも いつの間にかWeb越しにP2Pを使ってるような感じ。
- そもをもWebの定義とは何か。 ハイパーリンクがあればWebというのも一理あるけど、 僕としては現行のWebがそのまま引越しできないと Web over P2P を名乗るのはおこがましいと思う。 例えば Google over AsamumoWeb とか YouTube over AsamugmoWeb が可能なのかと。
懇親会での話題
- P2Pで動画配信とかいうけど、 結局は Yet Another Akami になるんじゃないの? その企業の内部で、管理が楽になるとか、性能が向上するとかの役には立つけど ユーザはP2P云々は一切気にしない。
- 食べ物頼みすぎる。 たぶん各テーブルで隣りのテーブルの分も一緒に頼んでいるのが原因。 P2P的になんとかできないものか。
Original Article: http://blog.fuktommy.com/1158652142