杉並区の小学校の社会科の副読本「わたしたちの杉並区」を読んでいたら地図に違和感があったので、改めて図書館で見てきたという話です。
まずはこれ、令和3年度版の1932年の地図ですがなにが変かわかるでしょうか。

僕が気付いたのは
というものでしたが、令和4,5,6,7年度版で少しずつ修正されて、令和7年度版ではこうなりました。

- 練馬区は板橋区に修正された
- 杉二小に限らず多くの小学校が追加された
- おそらくもっと古い年代のつもりで学校をプロットしたのではないかとも思う
- 一方で桃二小学校があって、もっと古い杉二小学校がないから、単なるミスという面も大きそう
- 井の頭線が削除された
- 妙正寺川と井草川が追加されている
- 環七通りの青梅街道以北、方南通りがない
- この時期にはまだ道がなかったらしい
- 京王線が追加された
- 八幡山駅が区内にあるので路線も省略すべきではないという判断だろうか
- 環八通りの道筋は変わっていない
というわけでかなりの改訂がありました。
同じく1965年の地図。

僕が気付いたのは
- 中央図書館はまだないはずだが、荻窪体育館の場所に「杉並図書館」があったらしいので、それがプロットされてないのは変
くらいのものでしたが、じゃあ令和最新版になるとどうなるか。

- 杉並図書館を始め、いくつかの施設が追加されている
- 妙正寺川が追加された
- 井草川は暗渠化されて地図からは消えた。完了したのは1981年らしいが、1965年時点でも大半が暗渠になっていたのだろうか?
- 方南通りはまだない
- 環七の青梅街道以北は整備された模様
- 杉並南郵便局がまだない
ということで、こちらも細かく修正されていました。
