福冨諭の福冨論

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Twitter研究会に行ってきた

Twitter研究会に行ってきました。 以下は発表の要約じゃなくて感想ね。

ソーシャルメディアから見たTwitter

ホームページ→ブログ→Twitterという流れがあったとすると、 それって何かというとレイヤが上がってるんじゃないかなあ。 インターネットに接続して、ブラウザで見るのがホームページ。 ブログは特殊なホームページであって、 「インターネットに接続して、ブラウザで見る」という条件はそのままに、 簡単に更新でき、RSSを吐くという要素が追加された。 Twitterは特殊なブログであり、 「インターネットに接続して、ブラウザで見る。簡単に更新でき、RSSを吐く」 というのはそのままで、タイムラインという発明が加わったものだと思うのです。 つまりTwitterはブログの一種であるし、ブログはホームページの一種である、 という関係があるという話。

んで、ホームページ、ブログ、SNSCGMってのはジャンル名なのだけど、 Twitterって1つのサービスなんですよね。 これは「404 Blog Not Found:#twitter と #blog の一番(大きく|見落とされる)違い」でも触れられてたし、僕はもっと前から言ってたけど(第3回SBM研究会で発表してきたよ 〜やる夫ブログ読んだなう〜)、 ブログは1つのジャンルなのに対して、Twitterは1つのサービスなので、 比較対象としておかしいといえばおかしいんですね。 ところがこのイベントはミニブログ研究会じゃなくてTwitter研究会なわけだし、 ミニブログという言葉じたい微妙で、 「Twitterやそれに似たものたち」と言った方が通りが良さそうな気がする。 とにかくTwitterってそういうものなんですよ。それがすごい。

で、過去にさかのぼって、似たものがないかなあと思うと、 強いていえば「掲示板サイト」に対する2ちゃんねる なのかなあ、と。 「掲示板サイト」ってのは割と造語なのだけど、 個人ホームページに掲示板機能がついてるというわけじゃなくて、 掲示板を中心にしてできあがっているサイトということね。 ある一時期においては 「2ちゃんねるやそれに似たものたち」と言ってしまってよかったんじゃないかなあ。 これがSNSだとmixiGREEに勝ってたときでも、 「mixiやそれに似たものたち」には違和感があるんですよね。 この辺はとても微妙。まあ主観だし。

なぜ(他のサービスや他のジャンルではなくて)Twitterが流行ったのかということでは、 歴史的に事実を追っていく必要があるのだけど、 タイムラインTwitterの発明なのかということはたぶん肝になる。 あとTwitterの仕組みがシンプルなので、 英語版だけだった時代でも日本人が使ったのではないか、 という仮説も立てられるかと。

twitterbot〜第2回チームラボアルゴリズムコンテストにて

2ちゃんねるAPIって、今でも根強い人気はあるのだけど、 普及したかっつうとあんまり普及してない気がする。 こういうものって他にもいろいろあるのかなあ。

あとIRCTwitterの比較というか、 単純に考えるとIRCTwitterもボットのコアのところは変わんなくて、 投稿APIが違うだけじゃないのという気もするんだけど、どうなんだろう。

海外でのTwitter利用事例

ホームページだと「http://fuktommy.com/」だとか、 省略しても「fuktommy.com」だけど、 TwitterならIDは「fuktommy」ですになって、 余計な.comとかがないから、お店の看板とかにも書きやすいとかかなあ。 これは懇親会での自己紹介見ててもそう思った。

#sfcnote 大学の授業中でのツイッター利用  〜開かれた授業、開かれた対話の可能性とリスク〜

IRCとの比較・検討があっていいかなあと。 社内とか学内とか、メンバーの上限がそんなに大きくなければ、 関係者全員参加のチャンネルを作って、IRCで話した方がいいような気もする。 これはパネルディスカッションの「社内Twitterクローン」とも繋がるのだけど、 社内Twitterってけっこう環境を選ぶ気がするんですよね。 最初からある程度(数千人規模?)の社員がいるとか、そんな感じ。 少なければ結局は社員同士は全員互いにフォローしてる、みたいな感じになるので、 つまりIRCで十分だし、 フォローする手間を考えるとIRCじゃないの。みたいな。 Webで使うには不便だったり、 クライアントをクローンサーバー用に設定する手間がかかるとかも。

外部に開かれた授業という点ではTwitterが有利ですけどね。

『つぶやき』から始める国際協力 〜お母さんの命を守るキャンペーン〜

Twitterは広報のために使えるということは、その通りなのだけど、 顧客やら困ってる人からのフィードバックには使えないかなあ、 ということが気になります。 途上国の人が「医者がいない」って言ったら、 国連の偉い人が医者を派遣する、みたいなイメージ。

パネルディスカッション

Twitterの強さというか、特徴って、 1つのサービスであって、ジャンル内ではほぼ独占であり、 仕組みだけでなく文化まで含めて、Twitterだ、つってることなんじゃないかなあ、と。 Twitterキャンドルナイト はそれを象徴しているような気がする。 SBM研究会 と比べてもそういう気がするんですよね。

僕にとってTwitterが何かというと、ブログですね。 「RSSを吐くもの」として、通常のブログやそのほかのものと同じジャンルです。 これをGoogleリーダーで読みます。 なぜなら多数のソースを一元管理したいからです。 書くときははてバーぶろぐを使って、 はてなブックマークに書き込みます。 なぜはてブを使うかというと、 「僕のブログの感想はTwitterに書いてください。エゴサーチでみつけます」 と言えないからですね。 「第3回SBM研究会で発表してきたよ 〜やる夫ブログ読んだなう〜」 で発表したように、Twitterは検索性が悪すぎます。 短縮URLになったらエゴサーチは困難です。 なので「感想ははてブに書いてください。エゴサーチでみつけます」となるわけで、 Twitterに集約するかはてブに集約するかというと、はてブを選ばざるを得ません。

Original Article: http://blog.fuktommy.com/1260027362