福冨諭の福冨論

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荷物を持ち上げるときに腰ではなく膝を使うのだ理論について

小中学生の頃だったと思いますが、たぶん学校の先生かテレビで「重い荷物を腰を曲げて持って、腰を伸ばすことで持ち上げると、腰を痛めます。膝の曲げ伸ばしを使いましょう」という感じの話があって、永いこと「膝の曲げ伸ばしを使うのであれば、上半身は倒さずに直立させておくのだな」と理解してきたのですが、たぶん本来の意図とは違う解釈だったのだと思います。

驚くほど日常生活を楽にする 武術&身体術 「カラダの技」の活かし方」を観て、自分なりに試した感じだと、床から小物を拾う場合や、重い荷物を持ち上げる場合には、脛は倒さずに直立させたままにして、膝を曲げる(重心が後に移動する)のと、股関節を曲げる(重心が前に移動する)のでバランスを取るのがよさそうだと思ってます。脛を倒すかどうか、あるいは胴体をどれだけ前傾させるかはいろいろバリエーションがあろうとは思いますが、少なくとも「膝を活用しましょう」から「胴体を前傾させてはいけません」と理解するのは論理が飛躍していると言っていいのではないでしょうか。

この件に限らず、僕にはこういった誤解っていろいろあるんですよね。何かいい例はないかなあと思いましたが「こういう誤解をしたのは、誰それがこういう言い方をしたから悪いのだ」というニュアンスでしか書けなさそうなので割愛。