福冨諭の福冨論

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古傷の話

先日の稽古会で、左右の脚のバランスが取れてないという話があって、そのときは左の股関節が伸び気味なのが一番目立ってて、左の親指を開くとか、右の股関節を曲げるとかかな、そういうので一応バランスを取るようにはしたのですが、それはそれで違和感があったわけです。もうちょっと観察してみると、左の膝は小指を指していて、右の膝は親指を指しているという感じがします。股関節を折って腰の方向を変えるとバランスが取れ、相手の手を抑えるとかの強度は増したのですが、これにも違和感はありました。稽古会で気付いたのはこの辺まで。

そのあと腰や股関節に注目していろいろやってたのですが、今度はそれで腰が痛くなってしまったので、その方向は保留にしました(股関節の上に腰が乗ること)。で、何がきっかけで気付いたのかは忘れたのですが、ポイントは右足の親指だったのです。右足の親指があまり床を捉えてなくて浮いてる感じなのですね。そのために右膝が支えきれず、右膝が内側に入ってきてしまうのです。そうすると土踏まずのあたりで体重を支えることになるのですが、全体的に左にずれますので、左の股関節も伸び気味になるし、左の親指も左側に寄ってしまうということだったのです。

なぜ右足の親指が浮いてるのかというと、小学生のときに2回骨折してるからですね。頭や顔を打って縫ったことも数回あるのですが、それはあまり記憶にはなくて、この親指の骨折が記憶の中では一番大きな怪我という認識になってます。数週間か、もっと長い期間だったか、親指を添え木で固定して、足の外側で体重を支える生活をしてましたので。ちなみにこれは2回とも剣道の道場で足を踏まれたのが原因です。前にもこの古傷がもとでバランスが悪いなと思ったことがあるのですが、そのときは確か足の外側で体重を支えるようなバランスの悪さだったはずです。今回は逆に足の内側、土踏まずのところで体重を支えるという形になりました。ちょっと面白いですね。

そこで右足の親指をちょっと曲げて床につけるわけですけど、これも微妙なところで、曲げすぎて足の先?のところに体重をかけると、かえって膝が内側に入ってきます。不思議。なので指の腹のところを床につけるようにします。あるいは膝に注目して、膝が外側に張るように、指を連動させた方が楽ですね。すると股関節も割とバランスが取れますし、左の親指も開いてきます。

これで万事OKかというと、実はそうでもなくて、微妙にバランスが取れてない感じがするんですね。足首からみた(内観的な)膝の位置と、股関節からみた(内観的な)膝の位置が一致してない気がするのです。それを一致させるには腰を締める(腰まわりの何かの筋肉を緊張させる)とうまくいきそうなのですが、まだまだ検討中です。