以前に岩田真一:「P2Pがわかる本」 について批判的な感想文を書きました。 その後P2P界隈の人たちの書評を読んだところ、みんな好意的な評価をしています:
これでは僕がものの価値が分からない馬鹿のようではありませんか。 そこで改めて感想文を書くことにしました。
この本のタイトルから、僕は次のように連想しました。 P2Pがわかる本 → 現在普及しているP2Pアプリケーションがわかる本 → 現在普及しているP2Pアプリケーションの技術や思想を紹介した本。 ところが実際には、 P2Pの個別の技術、特に先端の技術に重きが置かれた本でした。 先端の技術とは広く使われた実績のない技術でもあります。 僕の期待していた内容とは全く違いました。
それでこの本は 「P2Pがビジネスを変える」とどこが違うんだとか、 看板に偽りありではないかとか、批判的な感想を書いたわけです。
でもP2Pがわかる本といえば、 現在のP2Pアプリの技術がわかる本を想像しますよね? 「なるほどナットク! 最先端のP2P技術がわかる本」や 「なるほどナットク! ビジネスP2Pがわかる本」 とかだったら納得できたのに。