福冨諭の福冨論

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動きの大小の話と、脛を立てる話

最近の気付きは2つあって、1つは突きの動きがとても小さいということなのだけど、小さいといってもニュアンスが伝わる気はしないし、どういう風に説明すればいいのかちょっと困っている。

拳で突くとすると、曲げていた肘が伸びる動きであって、それに肩の動きであったり、上腕を外旋させたり、前腕を内旋させたりという動きも同時に行うけど、そうはいっても肘を伸ばすだけじゃないか、ということ。逆に大きな動きは何かというと、例えば足首が動いて、腰が動いて、胴体・肩ときて、最後に拳だとすると、足から手の先だから、身長分くらいの動きになっている。

動きの初動から拳が動き出すまでのタイムラグに注目すれば、速い遅いという表現になるのだろうが、大きい小さいという表現の方が自分としてはしっくり来る。しかし全く伝わる気がしない。

もう1つは「脛を立てる」という姿勢の話で、この言葉を初めて聞いたのは構造動作トレーニングの文脈だったと思うが、実際の動きは機縁会の稽古会で知った。単に言葉が同じなだけで、2つの内容は異なる可能性がある。実際には脛を立てるという言葉から僕が連想する姿勢よりは、結構脛を前に倒す感じなのだけど、立ちやすい足首の角度を探っていくと、だいたいこのあたりというのがある。

これは足首の遊びを取る角度なのだと思う。もう片足を動かすのに、軸足を改めて調整する必要がないのでスムーズになる。その結果だと思うが、手を動かすのに脚足まで連動する感じがある。とても単純な器械のような印象で連動する。

重い鍋を持つとき、重さが足の裏まで伝わる感じがある。これは理由がよくわからない。脛を立てることで膝や腰の角度も調整されるのだろうか。

今までは足首を曲げすぎる(膝を前に出しすぎる)ことで膝が痛くなるのを警戒して、無意識に足首を伸ばし気味にしていたのだが、基準がひとつ変わった。

以前、鍋を持つときは体を前に出すと言ってたのはこのことだったのだろう。ドアの開閉で手足を連動させたいと思ってたら、こういうことになった。脛を立てるということは知識としては知っていたけど、効果を実感するにはこのように数ヶ月以上のタイムラグがある。