ネット上で自給自足ができるのはプログラマくらいなんですかねえ。
ここでいう自給自足というのは、
- 公開したいものがあって
- 公開する手段を用意できて
- 反応を受ける手段を用意できる
ということです。
例えば画師さんがいたとします。 彼はものすごい勢いでCGを書くので、 公開する手間を減らすために専用アップローダを作りました。 Blogみたいにコメントを受けられるようにしました。 そんなことは、まずないでしょう。
使いやすいCGIを探してきて設置することくらいならあるかもしれません。 でも、それだってあまりないでしょうな。 分業の視点からいえば、我々のような、ある程度プログラムを書ける人間が 彼に代わってサイトを管理すべきなのでしょうが、 実際に出来ることはCGIを提供するくらいのもの。 でもそのCGIは使われないのです。
下のページは法律と創作者の関係の話です。 つまるところ、技術とユーザの関係と同じです。
創作者は制度作りに参加しろとか、 プログラミングを理解して自力でCGIを設置しろ、というのは無理な話です。 生産性の面からは、自給自足が分業に敵わないのは歴史が証明するところでもあります。