新月を最初に起動したときは、手元のキャッシュは空です。リストやスレッド、ノートを表示させると、ネットワークからデータを探索し、手元に蓄えます。これがキャッシュです。一度キャッシュを取得すると、次からはそのページを表示させるときにはデータの探索を行いません。キャッシュをHTMLに変換するだけなので、高速に表示されます。
手元にキャッシュを置いておくと最新に保たれます。ネットワーク上で誰かが書き込みをすると、それを察知して自動的に更新されます。また一定時間ごとに更新を行い、取得漏れを防ぎます。
キャッシュは参加ノードが同じように持ちます。ネットワーク全体で重複が最小限になるように、分担してデータを保存するという設計のP2Pソフトもありますが、新月では全員が同じように持つことで設計を単純化し、耐障害性を上げています。
全員が同じようにキャッシュを持っていますので、自分が不要だと思ったキャッシュは削除することができます。書き込み(レコード)を単位にして削除することもできますし、スレッドなど(ファイル)ごと削除することもできます。
朔ではキャッシュの肥大化を防ぐために、1ヶ月〜1年間を目安に、自動的に古いレコードを削除します。