福冨諭の福冨論

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膝を痛くしたくないこと

杖術、ここでは僕の稽古している杖術ということなのだけど、膝を曲げて腰を落とし気味にしたりとか、強めの半身から逆側の半身への差し替えをしたりするからか、膝が痛くなることがよくある。ただ他の人からはそういうことを聞いたことがないので僕固有の問題なのかもしれないが。

いろいろと動きに気をつけるようにしたところ、最近は割と膝が痛くならないようになっていたのだが、たぶん 股関節の使い方から発展 からの股関節の使い方が原因で、膝に負担がかかるようになってしまったためか、痛くなってしまった。ちなみに股関節の使い方としては、外転内転の左右の動きを使ってバランスを取って歩くことだったり、歩き出すときもこの動きで軸足側に体重を移すなどのことで、とても使い勝手がよい。また、気持ちの持ち方的なものとは違って実感のある技術だと思うし、力を抜いておいてもこの動きは出すことができるようになってきた。そうなると肩にせよ股関節にせよ「とにかく力を抜けばいいのだ」といっても嘘ではないなあと思うようになった。ただし嘘ではないにせよ、人に話を伝える上での情報量は落ちてしまう。

さてそれはそれとして、やはり膝は痛くなる。今までこのことを考えてみるといくつか思うところはあって、1つは膝は肘関節や股関節と違って回転をしない、屈伸専門の動きのはずなのだが、半身の差し替えのような動きをすると、股関節の状態と指先の方向が一致せず、膝に捻れの力がかかってしまうのではないか、ということ。あとは膝を曲げた状態で体重を支えるのがまずいのか、膝を爪先より前に出さず股関節側を大きく曲げた方がいいのか、という視点もある。動きの面からみると、膝をクッションのように使って動きを止めると、クッションの動きはなかば無意識なのでより負荷がかかっているのではかとも思う。今日は、膝だけではなくふくらはぎも張ってる感じだったので、ふくらはぎの張りが膝関節に出ているのではないかということに気付いた。

膝が痛くなるのが具体的にどの姿勢どのタイミングなのかはわからないのだが、ふくらはぎがいつ緊張しているのかは触ってみればわかる。いろいろ試してみると、どうやら杖術の動きで両足を揃えて正面を向くところ、ここで止まろうとするとそうなるようだった。動きの流れを考えると、正面を向いたところで止まるのではなく、後ろに倒れこむくらいのバランスにしておくのがよいのではないかと思っている。