福冨諭の福冨論

RSSリーダーではこちらをどうぞ→https://feeds.feedburner.com/fuktommy

昔習った体術を再現した話

機縁会で一緒に杖術と体術を習った方と稽古する機会があったので、当時習ったものの全く理解できなかった「斬込入身」の再現を試みました。これは当時習った体術ではほぼ唯一のものだったんですが、二人ともよくわかってなかったんですよね。二人して記憶を辿ってみると

  • 互いに正面を合わせて押すことを強調していた
  • 最終的に前のめりに崩れたような気がする
  • 最後は手首を握られてた気がする

というものなんですが、具体的にどういう技のかけ方だったのかがさっぱりです。一方江東友の会合気道クラスでは斬込入身を使った練習法として

  • 互いに正面を合わせて押し合い、拮抗する感覚を把握する
  • いろいろな技術を使って起こりを消す(動き出しをスムーズにする)ことで相手の手を払う
  • 一方的に有利な位置関係から技をかけると相手が崩れる

といったようなものがあり、この辺を混ぜると何かできないかなと検討しました。最終的に思い付いたのが

  1. 相手と正面を合わせる (自分の正面で相手を捉えることが重要で、相手の正面がズレてても気にしなくてよい)
  2. 可能な限りスムーズな動きで相手の手を払う
  3. 相手が前のめりに崩れる
  4. 最終段階で手首を握りたければ握る余裕がある

という方式で、機縁会方式を再現できたと言ってもいいのかなと思いました。