福冨諭の福冨論

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子供の手を引く話

子供の手を引いて誘導するときのことだけど、子供が行きたい方向と自分が連れていきたい方角が異なっていて方向転換するときとか、自転車や自動車が来るので手を押さえておきたいけど子供が動くので引っ張るときとかの場合ですね。

このときに体術の理論を生かすことができて、例えば腕を右方向に引くとすると、それを肩から先の腕とか手を動かす感じでやるわけです。そこはまあ当然ですね。一方胴体はというと、足とか股関節とかいろいろ駆使して逆方向に進めると。するとなぜか相手が素直に誘導されてくるという現象が起きます。駆使するとはいっても理想形にはほど遠くて、全体としてどっこいしょと踏み込んでる感じなのですが、それでも一応の効果はあると。

その効果はどこで感じればいいかというと、この場合は相手を掴んでいる手ですね。抵抗する相手を引っ張る場合には互いの皮膚が引っ張られるわけですが、うまくいけば引っ張る感覚が出ないままに誘導できる。逆にいえば、引っ張る感覚が出そうになるのを察して、胴体で反対方向に動く働きを強化していくことによってバランスを取るということでもあります。

大人と子供の体格差もあるので、相手の後に回り込むような動きになることが多く、僕が持ってる合気道のイメージに近いんですよね。って合気道の動画観たら全然違った。